研究課題/領域番号 |
18H02171
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分39010:遺伝育種科学関連
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研究機関 | 帯広畜産大学 |
研究代表者 |
加藤 清明 帯広畜産大学, 畜産学部, 教授 (60271748)
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研究分担者 |
堀内 優貴 地方独立行政法人北海道立総合研究機構, 農業研究本部 十勝農業試験場, 研究主任 (10502403)
森 正彦 帯広畜産大学, 畜産学部, 助教 (60645711)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
17,030千円 (直接経費: 13,100千円、間接経費: 3,930千円)
2020年度: 5,330千円 (直接経費: 4,100千円、間接経費: 1,230千円)
2019年度: 6,630千円 (直接経費: 5,100千円、間接経費: 1,530千円)
2018年度: 5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
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キーワード | アズキ / 安定生産 / 開花日 / 耐冷性 / 感光性 / 感温性 / 開花期 / 開花着莢期耐冷性 / 遺伝子単離 / QTL / 遺伝子 / 主働遺伝子 / 開花 |
研究成果の概要 |
アズキは,短日植物なため国内外の遺伝資源を北海道で栽培すると,ほぼ全てで長日条件に反応して開花が遅れ(感光性),収穫できない。一方で,北海道の品種は感光性を消失している。本研究では,FD1 遺伝子の機能低下が,北海道の品種の感光性の消失に関わることを解明した。アズキは,花粉の形成される減数分裂期の低温によっておしべ・花粉の発育障害を起こし,受精障害が起こる。本研究では,アズキの遺伝資源のうち、最も耐冷性が強い系統が特異的に持つ3種類の耐冷性遺伝子を特定した。これらの成果は,アズキの栽培北限地の安定生産に関わる開花日の早晩生と耐冷性の強化のための品種改良に活用できる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
アズキの感光性の消失に関わる遺伝子を世界に先駆けて特定した。また、開花期における耐冷性に関する研究も他になく、3遺伝子を世界に先駆けて分子地図上に特定し、遺伝子単離の準備を整えた。将来、アズキの開花制御と低温ストレス下における正常な花粉の発達の分子遺伝学的研究を展開するための基礎を築いた。
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