研究課題
基盤研究(B)
本研究の目的は、近縁野生種タルホコムギの多様性を実用コムギ品種に導入した多様性系統群から選抜した高温耐性系統の遺伝様式を解明し、分子機構を解明することである。そのために、スーダンの高温圃場で選抜した高温耐性系統と通常系統の戻し交配組換え近交系統群(BILs)を開発し、遺伝および形質データから高温耐性に関する農業形質、種子形質および高温応答分子マーカーを同定した。
増加する世界人口に対して必要とされる食糧を生産することは、人類社会の発展と安定のための大きい課題である。コムギはイネとともに世界でもっとも重要な穀物であるが、高温に弱く、今後の地球温暖化の環境下で収量が減少すると予想される。本研究では近縁野生種の多様性を実用パンコムギ品種に導入した系統群から選抜された高温耐性系統の量的遺伝子座を解明し、マーカー選抜育種法によって確実に選抜できる方法を開発した。
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すべて 国際共同研究 (2件) 雑誌論文 (3件) (うち国際共著 3件、 査読あり 3件、 オープンアクセス 3件) 学会発表 (11件) (うち国際学会 5件、 招待講演 5件)
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