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Vigna属耐塩性野生種のNa吸収に関するイメージングおよび全遺伝子発現解析

研究課題

研究課題/領域番号 18H02182
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 小区分39010:遺伝育種科学関連
研究機関国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構

研究代表者

内藤 健  国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構, 遺伝資源研究センター, 上級研究員 (20581705)

研究分担者 鈴井 伸郎  国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構, 高崎量子応用研究所 放射線生物応用研究部, 主幹研究員(定常) (20391287)
古川 純  筑波大学, 生命環境系, 准教授 (40451687)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
研究課題ステータス 完了 (2020年度)
配分額 *注記
17,290千円 (直接経費: 13,300千円、間接経費: 3,990千円)
2020年度: 5,460千円 (直接経費: 4,200千円、間接経費: 1,260千円)
2019年度: 5,590千円 (直接経費: 4,300千円、間接経費: 1,290千円)
2018年度: 6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
キーワード遺伝資源 / 野生植物 / 耐塩性 / Vigna / アズキ / Vigna属 / RIイメージング / トランスクリプトーム / ゲノム / 野生種 / 放射線イメージング
研究成果の概要

本研究では放射性同位体を使ったリアルタイムの元素局在解析と時系列の全遺伝子発現解析を実施することで、海岸に育つ野生植物V. marinaの耐塩性機構について調査を行った。その結果、①根からNa+を排出することにより、植物体にNa+が蓄積するのを防ぐ能力をもつこと、②その排出には日周性があり、夜間に停止することでエネルギー消費を抑えること、そして③その日周性は2遺伝子の発現様式の組合せで説明できること、の3点が明らかとなった。

研究成果の学術的意義や社会的意義

人類は「耐塩性遺伝子の使い方」を知らない。塩害の深刻さは早くから認知されており、シロイヌナズナからは586もの耐塩性関連遺伝子が同定されている。しかし、これらの遺伝子は何れも単独では実用に足る効果は得られない。では586遺伝子のうち、どれをどう組み合せればよいのか。モデル植物を使った実験によって、その問いに答えることは難しい。
この問題の最も有効な解決策は、耐塩性野生種における遺伝子の使われ方を解明することである。野生種における耐塩性遺伝子の使われ方が、人類にとっての模範解答となるのである。したがって本研究の成果は、今後の耐塩性作物開発において一つの模範解答になると考えられる。

報告書

(4件)
  • 2020 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2019 実績報告書
  • 2018 実績報告書
  • 研究成果

    (5件)

すべて 2020 2019 2018

すべて 学会発表 (5件) (うち招待講演 3件)

  • [学会発表] ナノポアと放射線でベールを剥ぐ。Vigna属耐塩性進化の多様性と可能性2020

    • 著者名/発表者名
      内藤健
    • 学会等名
      進化学会
    • 関連する報告書
      2020 実績報告書
    • 招待講演
  • [学会発表] 植物体内で異なる制御を受けるアルカリ金属:Na、K、およびCs2019

    • 著者名/発表者名
      野田祐作、古川純、友岡憲彦、内藤健
    • 学会等名
      第56回アイソトープ・放射線研究発表会
    • 関連する報告書
      2019 実績報告書
  • [学会発表] ゲノムとトランスクリプトームでこじ開けたる。Vigna属野生種の耐塩性進化2019

    • 著者名/発表者名
      内藤健
    • 学会等名
      種生物学シンポジウム
    • 関連する報告書
      2019 実績報告書
    • 招待講演
  • [学会発表] ワイルドはセクシーであるー夢のない研究なんてNGだぜー2019

    • 著者名/発表者名
      内藤健
    • 学会等名
      生物工学若手研究者の集い
    • 関連する報告書
      2019 実績報告書
    • 招待講演
  • [学会発表] 放射性ナトリウムを用いたリアルタイムイメージ ングが暴くハマササゲのナトリウム排出とその周期性2018

    • 著者名/発表者名
      野田祐作
    • 学会等名
      日本育種学会
    • 関連する報告書
      2018 実績報告書

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公開日: 2018-04-23   更新日: 2022-01-27  

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