研究課題/領域番号 |
18H02233
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分40010:森林科学関連
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
磯部 一夫 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 助教 (30621833)
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研究分担者 |
大手 信人 京都大学, 情報学研究科, 教授 (10233199)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
17,160千円 (直接経費: 13,200千円、間接経費: 3,960千円)
2020年度: 5,200千円 (直接経費: 4,000千円、間接経費: 1,200千円)
2019年度: 6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
2018年度: 5,720千円 (直接経費: 4,400千円、間接経費: 1,320千円)
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キーワード | 土壌微生物 / 森林土壌 / 窒素循環 / 生物地理 / 森林 |
研究成果の概要 |
本研究では日本各地の22地域・40地点の森林サイトを対象に土壌微生物相を調査した。土壌微生物相の種組成や遺伝的生理特性の地理分布、成り立ち、窒素循環に対する制御を明らかにすることを目的とし、日本の森林土壌の微生物相に関する基本情報を整備・体系化することを目指した。その結果、土壌微生物相の種組成の地理分布や成り立ちは各微生物種の遺伝的生理特性によって大部分が説明できること、土壌微生物相の種組成が森林の窒素循環速度に直接的に反映されることを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
森林土壌において微生物は物質循環の形成や植物への養分供給などの機能を担い、生態系を支えている。森林において微生物が果たす機能的役割の大きさ、あるいは腸内細菌や病原菌など微生物に対する社会的認知が広がっていることを鑑みても、日本の森林土壌の微生物相に関する基本情報を整備・体系化し、生態学的研究を支える情報基盤を構築する必要がある。本研究の成果は、日本の森林が有する特徴を新たな視点から捉え直す機会を提供すると同時に、微生物相の生態的・社会的影響の評価を可能とするための情報基盤となる。
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