研究課題/領域番号 |
18H02234
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分40010:森林科学関連
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研究機関 | 新潟大学 |
研究代表者 |
森口 喜成 新潟大学, 自然科学系, 准教授 (60644804)
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研究分担者 |
Worth James 国立研究開発法人森林研究・整備機構, 森林総合研究所, 主任研究員 等 (30770771)
松本 麻子 国立研究開発法人森林研究・整備機構, 森林総合研究所, 主任研究員 等 (90353862)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
17,290千円 (直接経費: 13,300千円、間接経費: 3,990千円)
2020年度: 5,200千円 (直接経費: 4,000千円、間接経費: 1,200千円)
2019年度: 5,460千円 (直接経費: 4,200千円、間接経費: 1,260千円)
2018年度: 6,630千円 (直接経費: 5,100千円、間接経費: 1,530千円)
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キーワード | 連鎖地図 / 針葉樹 / ヒノキ科 / 比較マッピング / 連鎖解析 |
研究成果の概要 |
ヒノキでは、1,973個のマーカー(このうち144マーカーがRNA-Seq法によりヒノキのコンティグ配列からスギにOrthologousな配列を探索して作成)が座乗する連鎖地図を構築できた(マッピング家系は153個体)。一方、ヒバでは、1,556個のマーカー(このうち150マーカーがRNA-Seq法により得られたヒバのコンティグ配列からスギ・ヒノキにOrthologousな配列を探索して作成)が座乗する連鎖地図が構築できた(マッピング家系は188個体)。スギとヒノキ、スギのヒバ、ヒノキとヒバの3つの組み合わせで連鎖地図の比較を行った結果、複数の転座や逆位を検出することができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究で構築したヒノキおよびヒノキアスナロの連鎖地図は、今後の分子育種の基盤として活用できる。また、ヒノキ科ゲノムのシンテニー領域が明らかになれば、スギで同定された雄性不稔遺伝子等の有用遺伝子の情報を他種に利用できるかもしれない。さらに、以前に行われたマツ科とヒノキ科の比較ゲノム研究では、ヒノキ科の連鎖地図はスギ1種だけでヒノキ科を代表していなかったが、本研究の結果を用いることでヒノキ科の統合連鎖地図を作成することができ、マツ科とヒノキ科の差異に関わる遺伝子の研究等に役立てることができる。
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