研究課題/領域番号 |
18H02236
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分40010:森林科学関連
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研究機関 | 静岡大学 |
研究代表者 |
飯尾 淳弘 静岡大学, 農学部, 准教授 (90422740)
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研究分担者 |
楢本 正明 静岡大学, 農学部, 准教授 (10507635)
水永 博己 静岡大学, 農学部, 教授 (20291552)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
17,420千円 (直接経費: 13,400千円、間接経費: 4,020千円)
2022年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2021年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2020年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2019年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2018年度: 6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)
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キーワード | 樹冠構造 / 樹種多様性 / 光合成 / 樹液流 / ドローン / LiDAR / ブナ / UAV / マルチスペクトル画像 / フェノロジー / 枝分布構造 / 種多様性 / 蒸散 / 葉フェノロジー / 葉分布構造 / ガス交換予測モデル / 光環境 / 機能的多様性 / 樹液流量 / 生態系機能 / 光合成能力 / 蒸散能力 / 光利用効率 / 炭素固定機能 / 構造の複雑さ / 生理生態学的プロセス |
研究成果の概要 |
太平洋型冷温帯林の主要樹種について、樹冠構造と生理生態機能の樹種多様性を詳細に調査し、個体レベルの葉量や光合成量、蒸散量に大きな種間差はないが、そこへ至るまでの光利用プロセスに大きな違いがあることを明らかにした。また、構造と機能の季節変化の多様性を知るために、ドローン画像を用いた樹冠フェノロジーの評価方法を検討し、葉層の厚さがフェノロジーの推定値に影響すること、蒸散フェノロジーの樹種多様性はドローン画像から評価可能であることを明らかにした。さらに、樹冠構造の環境可塑性をドローンLiDARを用いて調べ、ブナは土壌水分で構造を大きく変化させるが、他の種ではそのような傾向は見られないことがわかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
構造と機能の多様性は、常緑樹と落葉樹、陰樹と陽樹など、生活型の大きく異なる種の比較で示されてきたが、本研究は生活型が似ていても種によって葉面積の空間分布や光利用戦略が大きく異なることを明らかにし、種の個性を詳細に調べることの重要性を示した。また、ドローンのRGB画像が樹冠フェノロジーの樹種多様性の評価に有効なツールであることを示した。特に、RGB画像から計算される植生指標と個体蒸散量の季節変化を比較し、ドローン画像が構造だけでなく機能的フェノロジーの評価に有効であることを示した。
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