研究課題/領域番号 |
18H02257
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分40020:木質科学関連
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研究機関 | 宮崎大学 |
研究代表者 |
亀井 一郎 宮崎大学, 農学部, 教授 (90526526)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
17,290千円 (直接経費: 13,300千円、間接経費: 3,990千円)
2021年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2020年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2019年度: 4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2018年度: 6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)
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キーワード | 白色腐朽菌 / 細菌 / 木材腐朽 / 微生物間相互作用 / シグナル物質 / 複合微生物系 / バイオレメディエーション / 共培養 / 共存細菌 / 菌糸伸長促進物質 / ケミカルコミュニケーション / バイオリファイナリー / バイオマス / シグナル分子 / 環境浄化 / 木質バイオリファイナリー / リグニン |
研究成果の概要 |
細菌Curtobacterium sp. TN4W-19は白色腐朽菌Stereum sp. TN4Fの菌糸伸長を促進する。本研究で、TN4W-19液体培養液の酢酸エチル抽出物にTN4Fの菌糸伸長促進活性が見出された。また3つの化合物に白色腐朽菌菌糸伸長促進効果が見られた。すなわち化合物を介して菌糸伸長を促進することが示された。 白色腐朽菌P. brevisporaの多環式芳香族化合物の分解能は、細菌株Enterobacter sp. TN3W-14 とPseudomonas sp. TN3W-8の共培養により改善された。細菌との共培養により白色腐朽菌機能の強化が可能であることが示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
白色腐朽菌は木材腐朽能力に起因する高い有機物分解能力で、有害化合物の分解浄化やバイオマスの有価物への変換への応用が期待されている。本研究では、白色腐朽菌の成長を促進する要因の一つとして細菌が生産する化合物が関与することを初めて示したため学術的に新規性が高い。また、細菌との共培養により白色腐朽菌の機能を向上させることに成功した。これは、白色腐朽菌の応用研究において細菌との共培養という新しいツールを提供する点で意義がある。
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