研究課題/領域番号 |
18H02294
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分41030:地域環境工学および農村計画学関連
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
吉田 修一郎 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 教授 (90355595)
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研究分担者 |
西田 和弘 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構, 農村工学研究部門, 研究員 (90554494)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
13,910千円 (直接経費: 10,700千円、間接経費: 3,210千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2020年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2019年度: 4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2018年度: 5,200千円 (直接経費: 4,000千円、間接経費: 1,200千円)
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キーワード | 農地排水 / 機能診断 / 水田転換畑 / 暗渠排水 / ストックマネージメント / 通水抵抗 / 暗渠 / 農地工学 / 暗渠疎水材 / 転換畑 / 通水阻害 / 排水不良 / 維持管理 / 地下排水 / 圃場整備 / 経年劣化 / 粘土質 / 水理特性 |
研究成果の概要 |
水田において、降雨が地表面から地中に侵入し、暗渠の出口から排水されるまでの一連の経路上での全水頭の分布を追跡することにより、現実の地下排水システムが、どのような水理特性の下で機能しているのか、そしてどこで通水阻害を起こしているのかを解明・診断すること目的とした研究を展開した。具体的には、暗渠排水量と吸水渠直上の水圧分布から、暗渠の機能診断を行う一連の手法を提示した。また、暗渠の流量計測を安価に実現する手法や、吸水管への浸入抵抗の評価手法を開発した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
水田への地下排水設備(暗渠)の施工は、わが国に特徴的な技術であり、耕盤上に形成される水位を低下させ、水田の機械化や汎用化を可能とすることを目的に広く設置が進められてきた。近年は、気候変動による豪雨のリスクが懸念され、このような農地の排水技術に関する関心は非常に高くなっている。しかし、施工からの年数が経過し、排水機能が低下した暗渠は増加傾向にあり、診断方法や機能回復工法とその科学的な裏付けが必要とされている。本研究は、暗渠の機能診断法に関わる基礎的な知見や具体的な技術を提供することで、社会的ニーズにこたえつつ、技術の理論的側面についても深化を図る内容となっている。
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