研究課題/領域番号 |
18H02311
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分41050:環境農学関連
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研究機関 | 静岡大学 |
研究代表者 |
平井 浩文 静岡大学, 農学部, 教授 (70322138)
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研究分担者 |
鈴木 智大 宇都宮大学, バイオサイエンス教育研究センター, 准教授 (10649601)
森 智夫 静岡大学, 農学部, 准教授 (80536516)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
17,550千円 (直接経費: 13,500千円、間接経費: 4,050千円)
2020年度: 4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2019年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2018年度: 9,620千円 (直接経費: 7,400千円、間接経費: 2,220千円)
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キーワード | 水素発酵 / 白色腐朽菌 / 木材腐朽 / エネルギー獲得戦略 |
研究成果の概要 |
好気的に水素を産生する白色腐朽菌Trametes versicolor K-41株の水素産生機構の解明を目指し検討を行った。K-41株のシュウ酸代謝系及び水素産生系は共役しており、TCAサイクルから生じるシュウ酸がシュウ酸デカルボキシラーゼによりギ酸へと変換され、ギ酸はギ酸デヒドロゲナーゼにより二酸化炭素になる際、電子をHYDに伝達し、H+を水素へと還元する、といった水素産生経路の存在を提案するに至った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
白色腐朽菌Trametes versicolor K-41株は好気的に水素を産生可能であり、今回の検討で、その水素産生経路の特定に成功した。よって、本経路を遺伝子工学的に強化することで、木材を原料とした大気存在下における水素産生が可能となる。さらに、これまで知られている水素産生微生物は嫌気条件下でしか使用出来なかったため、本菌が利用可能となれば、シンプルな培養系で安価に水素を産生可能となる。
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