研究課題/領域番号 |
18H02317
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分41050:環境農学関連
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研究機関 | 国立研究開発法人国際農林水産業研究センター |
研究代表者 |
古家 淳 国立研究開発法人国際農林水産業研究センター, 社会科学領域, 領域長 (60399368)
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研究分担者 |
草野 栄一 国立研究開発法人国際農林水産業研究センター, 社会科学領域, 主任研究員 (00560187)
松下 秀介 筑波大学, 生命環境系, 教授 (50355468)
中谷 朋昭 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 准教授 (60280864)
飯泉 仁之直 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構, 農業環境研究部門, 上級研究員 (60616613)
古橋 元 農林水産省農林水産政策研究所, その他部局等, 上席主任研究官 (70468750)
澤内 大輔 北海道大学, 農学研究院, 講師 (90550450)
小泉 達治 農林水産省農林水産政策研究所, その他部局等, 研究員 (80415637)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
16,380千円 (直接経費: 12,600千円、間接経費: 3,780千円)
2020年度: 4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2019年度: 4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2018年度: 7,020千円 (直接経費: 5,400千円、間接経費: 1,620千円)
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キーワード | 世界食料モデル / 世界コメ需給モデル / 全球収量予測モデル / 要因分解 / 気候変動 / 栄養素 / 食料 / 栄養 / コロナ禍 / 食料安全保障 / フードセキュリティ / フードセキュリティー / 適応策 / 作物モデル / 需給モデル |
研究成果の概要 |
世界食料モデルの各農産物の供給量予測値を栄養素に変換し、気候変動がアフリカの鉄の供給を減少させることを明らかにした。また、世界コメ需給モデルにより、降雨量が中国の収量に影響し、ジャポニカ米の価格変動が他の米より大きくなることを明らかにした。さらに、アジア諸国の1人当たりコメ供給量の分散を1人当たり生産・貿易・在庫変動の分散に分解し、在庫変動と貿易が、国内供給を安定させることを明らかにした。 収量予測モデルCYGMAで気候変動の適応費用を推定し、平均気温の2℃上昇に対し移植日移動の対策を講じると、費用が610億ドル、収量減の被害が190億ドルに上ることを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
EMELIAは、多くの国・地域、農産物を対象とし、また、弾力性などパラメータの出所が明らかである。収量関数に作物プロセスモデルを組み込み、気候変数に関わるパラメータを可変とし、長期予測に耐えるものである。RECCは、ジャポニカ米とインディカ米を分けて分析できる、世界で初めてのコメ需給モデルであり、その有用性は、OECDで高い評価を得ている。 CYGMAは、メッシュ単位の主要作物の収量予測モデルであり、収量は、二酸化炭素濃度の上昇、施肥量変化、研究開発投資額に反応する。それらの成果を学会やオンライン公開ワークショップで公表し、気候変動が食料安全保障に与える影響見通しの形成の一端を担った。
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