研究課題/領域番号 |
18H02342
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分42020:獣医学関連
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研究機関 | 岐阜大学 |
研究代表者 |
杉山 誠 岐阜大学, 大学本部, 副学長 (80196774)
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研究分担者 |
伊藤 直人 岐阜大学, 応用生物科学部, 教授 (20334922)
河本 聡志 藤田医科大学, 医学部, 准教授 (60367711)
西山 祥子 岐阜大学, 応用生物科学部, 助教 (90817058)
岡田 和真 岐阜大学, 応用生物科学部, 研究員 (50806354)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
17,160千円 (直接経費: 13,200千円、間接経費: 3,960千円)
2020年度: 5,980千円 (直接経費: 4,600千円、間接経費: 1,380千円)
2019年度: 6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
2018年度: 4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
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キーワード | ロタウイルス / ワクチン / 遺伝子操作系 / ロタウイルスA / 逆遺伝子操作系 / ロタウイルスA |
研究成果の概要 |
本研究では、鳥類由来ロタウイルスA(RVA)PO-13株の高い増殖性に着目し、本株の遺伝子操作系を樹立した上で、野外流行株の多様な抗原性に対応する実用的なワクチン開発に応用することを目的とした。PO-13株の各ゲノムRNA分節を発現するプラスミドを培養細胞内に導入した結果、感染性ウイルスの回収が確認できた。すなわち、PO-13株の遺伝子操作系を樹立することに成功した。プラスミドから回収されたウイルスは、親株と同様の遺伝子構成および生物性状を有していることが確認された。さらに、本系におけるウイルス回収効率を向上させた上で、任意の遺伝子変異を有するウイルスの作出にも成功した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究において樹立したPO-13株の遺伝子操作系は、鳥類由来RVAでは世界で初めての成功である。本系は、野外流行株の様々な抗原性を付与したロタウイルスワクチンを開発する上で極めて有用なツールになると期待できる。また、鳥類由来ウイルスを含むRVA全般の複製および病原性に関する分子機序を解明する上でも極めて重要な技術基盤となる。
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