研究課題/領域番号 |
18H02343
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分42020:獣医学関連
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研究機関 | 岐阜大学 |
研究代表者 |
福士 秀人 岐阜大学, 応用生物科学部, 教授 (10156763)
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研究分担者 |
桐澤 力雄 酪農学園大学, 獣医学群, 教授 (70153252)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
17,420千円 (直接経費: 13,400千円、間接経費: 4,020千円)
2021年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2020年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2019年度: 4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2018年度: 6,890千円 (直接経費: 5,300千円、間接経費: 1,590千円)
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キーワード | ヘルペスウイルス / 増殖不全型ウイルス / ワクチン / 増殖制限型ウイルス / アシル化 / 致死性脳炎 / 遺伝子改変 / 予防 |
研究成果の概要 |
ヘルペスウイルス,特にアルファヘルペスウイルスは自然宿主に急性感染後,潜伏感染するが,非自然宿主に感染した場合には,致死性脳炎を引き起こすことが知られている。本研究では,UL11というEHV-1がコードする最も小さなタンパク質のアシル化がウイルス増殖に必須であることを見出した。UL11にアシル化されない変異を導入したウイルス(EHV-1 UL11 G2A/C7A/C9A)は増殖制限型ウイルスであることを確認した。EHV-1 UL11 G2A/C7A/C9A接種マウスは神経病原性EHV-1の感染を予防することができた。これらの結果から,アシル化不全による増殖制限型ワクチンを構築できた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究ではウイルス増殖におけるウイルスタンパク質のアシル化の意義を明らかにしたとともに,アシル化不全変異を導入したウイルスは増殖制限型ウイルスであり,ヘルペスウイルスによる致死性脳炎の予防を可能とするワクチンとして有用であることを示した。
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