研究課題/領域番号 |
18H02347
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分42020:獣医学関連
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研究機関 | 山口大学 |
研究代表者 |
水野 拓也 山口大学, 共同獣医学部, 教授 (90398826)
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研究分担者 |
野口 俊助 大阪府立大学, 生命環境科学研究科, 准教授 (10701295)
今村 拓也 広島大学, 統合生命科学研究科(理), 教授 (90390682)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
17,420千円 (直接経費: 13,400千円、間接経費: 4,020千円)
2020年度: 4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2019年度: 5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
2018年度: 8,060千円 (直接経費: 6,200千円、間接経費: 1,860千円)
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キーワード | 犬 / がん / CAR-T / 免疫細胞療法 / キメラ抗原受容体 / メラノーマ / 悪性黒色腫 / イヌ / 腫瘍 |
研究成果の概要 |
犬の口腔内メラノーマは悪性度の高い腫瘍であり、有効な全身療法が確立されていない。本研究の目的はこの口腔内メラノーマに対して有効な免疫細胞療法 (CAR-T細胞療法)を確立すること、また犬のCAR-T細胞療法として効率や効果などの細かな条件検討を行うことで、犬のCAR-T細胞療法の基盤的技術を確立することであった。 口腔内メラノーマ特異的CAR-Tの作製については残念ながら得られた遺伝子発現プロファイルからよいものを作ることができなかったが、犬のCAR-T細胞を作製する上での条件検討は十分にでき、その有効性をマウスにおいて証明できた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究で得られた成果は、犬の悪性腫瘍に対する免疫細胞療法としてCAR-T細胞を用いる上での基礎となる情報として非常に重要である。犬のCAR-T細胞療法は、まだ未開拓分野であり、世界的にも着手しているグループは少ない。今回得られた情報をもとにさらに改良をすることにより、犬の悪性腫瘍に対するCAR-T細胞療法が臨床の現場で使用できるようになり、新たな治療オプションとなる可能性がある。
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