研究課題/領域番号 |
18H02354
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分42030:動物生命科学関連
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研究機関 | 宮崎大学 |
研究代表者 |
村上 昇 宮崎大学, フロンティア科学総合研究センター, 特別教授 (80150192)
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研究分担者 |
井上 賀之 宮崎大学, 農学部, 助教 (60807436)
中原 桂子 宮崎大学, 農学部, 教授 (90315359)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
17,550千円 (直接経費: 13,500千円、間接経費: 4,050千円)
2020年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2019年度: 4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 8,840千円 (直接経費: 6,800千円、間接経費: 2,040千円)
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キーワード | ニューロメジンU / ニューロメジンS / 新規ペプチド / 自律神経 / 下垂体ホルモン / ニューロメジン関連ペプチド / 摂食 / エネルギー代謝 / NURP / NSRP / cFos / 蛍光免疫染色 / neuromedin U / neuromedin S / 中枢作用 / NURP / NSRP / NMU / NMS |
研究成果の概要 |
ニューロメジンU(NMU)およびニューロメジンS(NMS)の前駆体それぞれに、もう一つの機能性ペプチドが存在する。それらはNURP(NMU前駆体関連ペプチド)およびNSRP(NMS前駆体関連ペプチド)と名づけられた。それらのペプチドの生理機能(摂食、体温、エネルギー代謝、心拍数、あるいは下垂体ホルモン)への作用や、作用部位をラットの側脳室投与実験で調べてみると、NURPやNSRPはNMUやNMSとは全く異なる部位に作用し、それぞれが特異的な生理作用を有することが判明した。以上の結果は、これらの新規ペプチドは、脳の部位時的に切り出され、特異的受容体に作用していると推測された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
生体内には未だ同定されていないペプチドが数多く存在する。新規ペプチドの発見とその生理作用の解明は、生体内の様々な生理機能や機序に新たな解釈を与え、新薬の開発につながる可能性が極めて大きい。これまでに、我々はグレリン、ニューロメジンU (以下NMUと略)やニューロメジンS(以下NMSと略) などの新規ペプチドの同定や作用を解明し,摂食機構の新たな仕組み、ホルモンの自律神経様作用の発見、ホルモンと神経のクロストークなど、これまでの常識や解釈を覆す事実を提示してきた。本研究は、新規ペプチドNURPとNSRPの機能をNMUやNMSと比較しながら、網羅的に解明し、創薬への橋渡しをすることにある。
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