研究課題/領域番号 |
18H02355
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分42030:動物生命科学関連
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研究機関 | 東京農業大学 |
研究代表者 |
尾畑 やよい 東京農業大学, 生命科学部, 教授 (70312907)
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研究分担者 |
樋浦 仁 東京農業大学, 生命科学部, 准教授 (70451523)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
17,290千円 (直接経費: 13,300千円、間接経費: 3,990千円)
2020年度: 4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 5,850千円 (直接経費: 4,500千円、間接経費: 1,350千円)
2018年度: 6,890千円 (直接経費: 5,300千円、間接経費: 1,590千円)
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キーワード | 卵子 / エピジェネティック修飾 / miRNA / エピジェネティクス / 胚発生 / 卵子形成 / 卵子形成過程 |
研究成果の概要 |
雌の生殖細胞である卵子は、遺伝情報のみならずエピジェネティック修飾などの遺伝外情報を胚に継承する役目を担う。卵子のエピジェネティック修飾の異常は胚性致死あるいは出生後の異常を引き起こすことから、卵子形成過程で正常なエピジェネティック修飾を獲得することは重要である。しかし、エピジェネティック修飾を触媒する酵素は多数存在し、卵母細胞において従来法で酵素群を多重欠損させることは容易でない。そこで、本研究では、ほ乳類の胚発生に不可欠な母性エピジェネティック制御機構の解明を最終目標とし、エピジェネティック修飾酵素遺伝子群の多重機能欠損法を確立した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
親は子に卵子や精子を介して遺伝子やエピジェネティック修飾と呼ばれる遺伝外情報を伝える。エピジェネティック修飾とは、メチル化など可逆的な化学反応で遺伝子を修飾する現象で、卵子や精子のエピジェネティック修飾の異常は、流産や出生後の疾患を引き起こす。そのため、精子や卵子が正常なエピジェネティック修飾を保持することは重要であるが、その機構は十分に理解されていない。その原因として、エピジェネティック修飾を担う酵素が多岐にわたり、多重遺伝子欠損マウスを作ることが困難なためである。本研究では、人工的に設計した小分子RNAによって、卵子で複数のエピジェネティック修飾酵素の機能を喪失させる方法を開発した。
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