研究課題/領域番号 |
18H02357
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分42030:動物生命科学関連
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研究機関 | 近畿大学 |
研究代表者 |
山縣 一夫 近畿大学, 生物理工学部, 教授 (10361312)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
17,550千円 (直接経費: 13,500千円、間接経費: 4,050千円)
2020年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2019年度: 5,850千円 (直接経費: 4,500千円、間接経費: 1,350千円)
2018年度: 9,230千円 (直接経費: 7,100千円、間接経費: 2,130千円)
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キーワード | 体外卵胞培養 / 再構成卵胞 / クロマチン / ライブセルイメージング |
研究成果の概要 |
本研究では、卵胞発育・卵胞成熟過程における核内クロマチン動態を観察するための方法を確立し、ライブセルイメージングによって評価を行った。特に染色体動原体付近に存在するペリセントロメア領域の核内局在性に着目して観察した結果、核内のメチル化DNAの動態を連続的に三次元評価することに成功した。また、卵胞成熟期の核内クロマチン動態が卵子発生能との連関していることを明らかにした。卵胞発育・卵子成熟過程における核内クロマチン動態を低侵襲な条件で評価し、その後の発生率と結びつけることにはじめて成功した。ここで確立された方法論は、これまでブラックボックスとなっていた卵子形成における研究に新しい方法論を提供した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、卵胞発育・卵子成熟過程における核内クロマチン動態を低侵襲な条件で評価し、その後の発生率と結びつけることにはじめて成功した。ここで確立された方法論は、これまで卵巣内でブラックボックスとなっていた卵子形成における研究に新しい方法論を提供したことになった。また、受精直後や初期胚発生におけるクロマチン変換の研究に対しても相乗効果がある。特に本研究で検討を開始した単一胚移植の成功は、本研究に加え生殖補助医療の基礎技術として応用性が高く、特筆すべき成果である。
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