研究課題/領域番号 |
18H02361
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分42040:実験動物学関連
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研究機関 | 東京医科歯科大学 |
研究代表者 |
金井 正美 東京医科歯科大学, 統合研究機構, 教授 (70321883)
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研究分担者 |
平手 良和 東京医科歯科大学, 統合研究機構, 講師 (70342839)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
17,290千円 (直接経費: 13,300千円、間接経費: 3,990千円)
2020年度: 5,850千円 (直接経費: 4,500千円、間接経費: 1,350千円)
2019年度: 5,460千円 (直接経費: 4,200千円、間接経費: 1,260千円)
2018年度: 5,980千円 (直接経費: 4,600千円、間接経費: 1,380千円)
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キーワード | 着床不全 / マウス / Sox17 / 着床 / in vivo / 接着 / 着床障害 |
研究成果の概要 |
2017年に我が国では年間45万件の不妊治療が実施され、ART により誕生した子供は5万7000人、17人に一人であった。ART 発達に反し、優良な受精胚を母体に戻しても出産成功率は未だ 25% に留まる。原因の多くは不明であるが、母体の着床受容期が非常に短く、母体の高年齢化が考えられる。本研究では、我々のオリジナル (Sox17ヘテロ) 着床不全マウスを用いた下位治療候補分子Amphiregulin (Areg) の同定、Sox17ヘテロ個体の恒常性feedback制御が異常である可能性を示すものである。現在、異なる種から子宮内膜移植可能なマウスTgを継続作出し、着床率の改善を目指している。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ヒト胚、iPS, ES細胞を動物個体子宮に戻す研究は、国内では現在のところ法的に認められず、母体環境の基礎研究はブラックボックスにある。我が国における研究レベルの躍進を考えると代替え方法確立が必要である。着床過程に関与する遺伝子検索により着床率の改善が期待され、細胞外分泌因子が必要とされている。この度,Sox17下流因子として単離したAregはヘパリン結合型EGF受容体に結合する分泌因子で有り、胚移植の際に添加するなどで着床率の向上が期待される。また、異なる個体・種から子宮内膜移植が可能なマウスTgの作出はその解決の糸口となり、いずれも社会的に有意義であると思われる。
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