研究課題/領域番号 |
18H02367
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分42040:実験動物学関連
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研究機関 | 生理学研究所 |
研究代表者 |
平林 真澄 生理学研究所, 行動・代謝分子解析センター, 准教授 (20353435)
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研究分担者 |
小林 俊寛 生理学研究所, 行動・代謝分子解析センター, 助教 (20587414)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
17,290千円 (直接経費: 13,300千円、間接経費: 3,990千円)
2020年度: 5,330千円 (直接経費: 4,100千円、間接経費: 1,230千円)
2019年度: 5,980千円 (直接経費: 4,600千円、間接経費: 1,380千円)
2018年度: 5,980千円 (直接経費: 4,600千円、間接経費: 1,380千円)
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キーワード | 始原生殖細胞 / 精子 / 卵子 / Prdm14遺伝子 / 生殖細胞欠損 / 異種キメラ / 胚盤胞補完法 / 多能性幹細胞 / エピブラスト / 精巣 / 卵巣 / ES/iPS細胞 / Prdm14 / 胚盤胞補完 / CRISPR/Cas9法 / ノックインラット / ノックアウトラット / H2BVenus |
研究成果の概要 |
ES/iPS細胞が始原生殖細胞から精子または卵子にどのような経過をたどって分化・発生していくかの解析にPrdm14遺伝子欠損ラットを利用した。その胚盤胞を同種 (ラット) あるいは異種 (マウス) のES/iPS細胞で補完したところ、産仔の精巣および卵巣にES/iPS細胞由来生殖細胞の存在が確認できた。同種の場合は自然交配により、異種の場合は顕微授精によって生殖細胞の正常性を評価したところ、いずれの場合でもES/iPS細胞に由来する正常産仔の作製に成功した。さらに、遺伝子改変を加えた同種ES/iPS細胞を用いて胚盤胞補完することで、迅速かつ効率的な遺伝子改変ラットの作製システムを構築できた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
蛍光遺伝子の発現を指標にして始原生殖細胞の動向を追跡できるPrdm14遺伝子欠損ラットを用い、生殖細胞の出現時期とその後の発生過程を明らかにした。本ラットに胚盤胞補完法を適用することでES/iPS細胞由来の生殖細胞を再生できるので、様々な動物種において効率的に遺伝子改変動物を作製できるようになる。効率的な家畜動物の繁殖・生産、絶滅危惧種の保存などへの応用にも繋がりうる成果である。
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