研究課題
基盤研究(B)
拡張遺伝暗号(遺伝暗号工学)には、非天然アミノ酸をタンパク質に導入するための技術基盤の開発と、技術の応用研究の2側面があり、本課題では双方で成果を上げることができた。拡張遺伝暗号技術の基本的なアイデアに遡って新規tRNA・aaRSペアの作製に取り組み、アイデンティティーレスtRNAの開発法を見出した。遺伝暗号拡張をさらに大きく進めていく上で意義のある成果である。応用的究としては、抗体の抗原親和性を向上させる上で非天然アミノ酸の導入が役立つことを明らかにし、タンパク質工学の新しい方向性を示した。
遺伝暗号は全ての生き物にとっての“OS(オペレーティングシステム)”と言っても過言ではなく、拡張遺伝暗号とはその遺伝暗号がバージョンアップされたものである。合成生物学とは、生体分子、微生物等における有用な新規機能を将来に渉って持続的に開発することを可能にする学問であり、本課題では、非天然アミノ酸をタンパク質に導入するための遺伝暗号技術を一層発展させるとともに、社会的ニーズに答えるための応用研究を推進した。
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すべて 雑誌論文 (10件) (うち国際共著 2件、 査読あり 7件、 オープンアクセス 4件) 学会発表 (7件) (うち招待講演 4件)
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