研究課題
基盤研究(B)
ヒストンの化学修飾による制御系はwriter、eraserおよびreaderの、三者の協調作用によって成立している。本研究では、Sry遺伝子座のH3K9メチル化のreader分子を明らかにする目的で、マウス性分化におけるクロモドメインタンパク質であるCdylファミリー分子とHP1ファミリー分子の機能解析を行った。Cdyl、Cdyl2、HP1αの欠損マウスを作製しその表現型を観察したところ、性分化に異常は見られなかった。一方で、Jmjd1a欠損背景下で遺伝学的な解析を行ったところ、当初の予想に反し、CdylとCdyl2がオス化を正に制御することが明らかになった。
ほ乳類の性決定遺伝子の発現にエピゲノムが重要であることを私たちは過去に報告しました。この成果を踏まえ本研究では、マウスの性決定遺伝子の発現を抑制すると想定される(すなわちメス化を促すと想定される)エピゲノム読み取り分子、Cdylの機能を解析しました。その結果、予想に反して本分子はオス化を促す機能があることが分かりました。今後はCdylと人の性分化疾患の発症とのが関わりが注目されます。
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すべて 国際共同研究 (4件) 雑誌論文 (18件) (うち国際共著 3件、 査読あり 13件、 オープンアクセス 12件) 学会発表 (12件) (うち国際学会 2件、 招待講演 12件) 備考 (4件)
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