研究課題/領域番号 |
18H02426
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分43050:ゲノム生物学関連
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研究機関 | 国立研究開発法人産業技術総合研究所 |
研究代表者 |
玉木 秀幸 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 生命工学領域, 研究グループ長 (00421842)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
17,290千円 (直接経費: 13,300千円、間接経費: 3,990千円)
2020年度: 5,720千円 (直接経費: 4,400千円、間接経費: 1,320千円)
2019年度: 5,850千円 (直接経費: 4,500千円、間接経費: 1,350千円)
2018年度: 5,720千円 (直接経費: 4,400千円、間接経費: 1,320千円)
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キーワード | 未知微生物 / 未知アーキア / 陸域地下圏 / メタゲノム / 培養 / 物質循環 / 新生物機能 / 生理生態 / アーキア / 環境ゲノム情報解析 / メタン / 炭素循環 / 地下圏環境 / 環境ゲノム / 分離・培養 / 難培養 / 生物機能 / 培養技術 |
研究成果の概要 |
本研究では、地球上で最も未知な生物群である「アーキア」の実態を明らかにし、その新たな生物機能の解明を通じて、地球規模での物質循環に果たす役割の解明に資する研究を行った。具体的には、エネルギー資源や水資源、地球環境問題の観点からも重要な陸域地下圏環境(深部油田、ガス田、石炭層、地下湧熱水環境、地下帯水層)などの陸域地下圏環境を対象とし、そこに棲息する未知アーキアとその周辺微生物の多様性と生理生態機能を、培養技術と環境ゲノム情報を活用して解明した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
陸域地下圏環境は、エネルギー資源や水資源を涵養する場であり、地球規模の物質循環にも多大な影響を及ぼす環境である。本研究では、陸域地下圏の未知アーキア・未知バクテリアの実態を解き明かし、地下圏環境に特有の根源有機物がどのように分解されメタンや二酸化炭素に至るのかを明らかにするものであり、天然ガス資源であるメタンの成因や地球規模での炭素循環に解明に資する研究である。また陸域地下圏から培養に成功した門や科レベルで新規な地下微生物とその新生物機能の発見の成果は、物質循環に果たす役割の解明だけでなく生物の細胞構造や系統進化に新たな洞察をもたらす学術的価値と波及効果の高い成果である。
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