研究課題/領域番号 |
18H02431
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分43060:システムゲノム科学関連
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
宇田 新介 九州大学, 生体防御医学研究所, 准教授 (20599609)
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研究分担者 |
幡野 敦 新潟大学, 医歯学系, 助教 (30755533)
比嘉 綱己 九州大学, 生体防御医学研究所, 学術研究員 (60826238)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
17,160千円 (直接経費: 13,200千円、間接経費: 3,960千円)
2020年度: 5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
2019年度: 5,200千円 (直接経費: 4,000千円、間接経費: 1,200千円)
2018年度: 6,890千円 (直接経費: 5,300千円、間接経費: 1,590千円)
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キーワード | 情報理論 / システム生物学 / 胸腺T細胞 / シグナル伝達 / 生命科学 / 情報 / 正負の選択 |
研究成果の概要 |
胸腺T細胞において,1細胞レベルでシグナル伝達分子を測定および定量し,情報量を用いた解析に必要なデータセットを取得した.情報量による解析では大きなサンプルサイズが要求されるため,1時刻あたり6000細胞を測定している.情報量による解析を行った結果,S6のリン酸化における情報伝達のダイナミクスが他のシグナル分子と比べて特徴的であることが示唆された.各シグナル分子の情報伝達に使われる通信路の違いを定量的に可視化する手法を開発して適用したところ,S6の通信路の性質が他のシグナル分子に比べて異なることがわかった.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
胸腺T細胞の正負の選択におけるシグナル伝達の情報理論的解析はなく,生物学的にも情報伝達の全貌は未解明のままである.本研究により,情報量という定量的尺度を導入した解析によって,新たな知見が得られる可能性は高い.特に,通信路の観点からのシグナル伝達系の解析はほとんどなく,通信路の違いの可視化は本研究の実験系だけでなく,一般の系にも適用可能で広く応用できる可能性がある.
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