研究課題/領域番号 |
18H02440
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分44010:細胞生物学関連
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研究機関 | 生理学研究所 |
研究代表者 |
古瀬 幹夫 生理学研究所, 生体機能調節研究領域, 教授 (90281089)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
17,160千円 (直接経費: 13,200千円、間接経費: 3,960千円)
2020年度: 4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2019年度: 4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2018年度: 7,410千円 (直接経費: 5,700千円、間接経費: 1,710千円)
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キーワード | タイトジャンクション / トリセルラータイトジャンクション / 3細胞結合 / アンギュリン / トリセルリン / 上皮バリア機能 / 3細胞結合 / クローディン / 細胞間接着 / アンギュリンファミリー |
研究成果の概要 |
トリセルラータイトジャンクション(tTJ)は、3つの上皮細胞の頂点が集まる3細胞間結合において細胞間隙をシールすることにより上皮バリア機能寄与する細胞間結合である。tTJの構成分子として膜タンパク質トリセルリンとアンギュリンファミリーが知られていたが、これら分子のtTJ形成における役割には不明な点が多い。本研究において、我々は、トリセルリンではなく、アンギュリン-1が3細胞間結合における細胞膜の密着に関与することを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
私たちの体の最も基本的は防御機能である上皮バリア機能がはたらくためには、上皮細胞同士の隙間における物質の漏れを防ぐ必要がある。上皮の細胞間隙には、隣り合う2細胞間の隙間と、3つの上皮細胞の角に挟まれる点状の3細胞間の隙間が存在する。前者をシールする細胞間結合タイトジャンクションについては多くの知見の蓄積があるのに対して、後者を塞ぐ細胞間結合トリセルラータイトジャンクションの仕組みについては不明な点が多かった。本研究はトリセルラータイトジャンクション形成の分子機構をこれまでになく詳細かつ明快に示したといえる。上皮バリア機能に関わる本研究は、医学分野への波及も期待される。
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