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モルフォゲンの分布とシグナル範囲を規定するヘパラン硫酸クラスターの解析

研究課題

研究課題/領域番号 18H02447
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 小区分44020:発生生物学関連
研究機関中央大学

研究代表者

平良 眞規  中央大学, 理工学部, 共同研究員 (60150083)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
研究課題ステータス 完了 (2022年度)
配分額 *注記
17,290千円 (直接経費: 13,300千円、間接経費: 3,990千円)
2020年度: 5,590千円 (直接経費: 4,300千円、間接経費: 1,290千円)
2019年度: 5,590千円 (直接経費: 4,300千円、間接経費: 1,290千円)
2018年度: 6,110千円 (直接経費: 4,700千円、間接経費: 1,410千円)
キーワードへパラン硫酸 / へパラン硫酸クラスター / へパラン硫酸修飾酵素 / Hs3st3 / N-acetylへパラン硫酸 / N-sulfoへパラン硫酸 / 高度硫酸化へパラン硫酸 / 単純ヘルペスウイルスタンパク質gD / モルフォゲン / ヘパラン硫酸 / パターン形成 / シグナル伝達 / ペプチド増殖因子 / 単純ヘルペスウイルス・エンベロープタンパク質gD / ヘパラン硫酸修飾酵素 / ヘパラン硫酸結合タンパク質 / アフリカツメガエル
研究成果の概要

胚発生の初期に高度硫酸化へパラン硫酸(HS)が存在するか否かを探るため、高度硫酸化HSに結合する単純ヘルペスウイルスのgDタンパク質に注目した。gDがHSへ結合するには3位のスルホン化が必要であり、それを触媒する酵素はHs3st3である。タグ付きgDをツメガエル胚に発現させ、細胞間隙へのgDの分布を免疫染色で検討した結果、原腸胚期では観察されず、hs3st3遺伝子が発現開始する神経胚期で検出された。原腸胚期で実際にgDが分泌されていることは、タグに対する抗体を発現させた細胞の周囲にはgDが結合したことから示された。従って、gDは高度硫酸化HSの検出プローブとして有効であることが示唆された。

研究成果の学術的意義や社会的意義

へパラン硫酸(HS)は良く研究されている糖鎖の一つでコアタンパク質に数本結合しHSプロテオグリカン(HSPG)を形成する。HSは二糖ユニットが数十から数百繰返し各ユニットに5箇所の修飾部位があり、その修飾の有無で細胞種特異的な修飾パターンをもつ。しかしこの多様性が各細胞においてどのように形づくられかは不明な点が多い。一般に1本のHS鎖に多様なユニットが含まれるとされているがその根拠は乏しく、むしろHSPG分子ごとには比較的均一なユニットのHS鎖が結合するという知見が我々により示された。本研究ではそれをさらに検証するためのツールを開発したことで学術的意義は大である。

報告書

(3件)
  • 2022 研究成果報告書 ( PDF )
  • 2019 実績報告書
  • 2018 実績報告書

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公開日: 2018-04-23   更新日: 2024-12-25  

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