研究課題/領域番号 |
18H02477
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分44050:動物生理化学、生理学および行動学関連
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
小野 大輔 名古屋大学, 環境医学研究所, 講師 (30634224)
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研究分担者 |
徳田 功 立命館大学, 理工学部, 教授 (00261389)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
17,290千円 (直接経費: 13,300千円、間接経費: 3,990千円)
2020年度: 5,200千円 (直接経費: 4,000千円、間接経費: 1,200千円)
2019年度: 4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 7,540千円 (直接経費: 5,800千円、間接経費: 1,740千円)
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キーワード | 概日リズム / 睡眠 / 神経回路 / 光遺伝学 / 光イメージング / 光操作 / 光計測 / 概日時計 |
研究成果の概要 |
概日時計中枢である視交叉上核からの出力経路を同定する為、順行性トレーシング、光遺伝学や薬理遺伝学を用いた細胞機能操作、ファイバーフォトメトリーを用いたin vivoカルシウム計測、ジフテリアトキシンを用いた細胞脱落、生物発光を利用したイメージングと光操作等を総動員し実験を行った。その結果、視交叉上核の概日リズム情報は、室傍核CRF(コルチコステロン放出因子)神経を介し、視床下部外側野のオレキシン神経を介し、覚醒の調節をしている事を明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまで視床下部に位置する視交叉上核は、概日リズムに重要な神経細胞として知られていたが、そこからどのような神経経路を介して、睡眠・覚醒のタイミングが調節されているかは、これまでほとんど理解が進んでいなかった。本研究では、概日時計が調節する神経回路の一端を世界で初めて明らかにした結果である。本研究結果は、概日時計機能の破綻による睡眠障害や、その他の生理機能の破綻を治療可能なあらたな治療法開発に大きな影響を与えるものである。
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