研究課題/領域番号 |
18H02482
|
研究種目 |
基盤研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分44050:動物生理化学、生理学および行動学関連
|
研究機関 | 大阪市立大学 |
研究代表者 |
小柳 光正 大阪市立大学, 大学院理学研究科, 教授 (30379276)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
|
配分額 *注記 |
17,290千円 (直接経費: 13,300千円、間接経費: 3,990千円)
2021年度: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2020年度: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2019年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2018年度: 6,110千円 (直接経費: 4,700千円、間接経費: 1,410千円)
|
キーワード | 光生物学 / 眼外光受容 / ロドプシン / GPCR / 光生物 / 脳 |
研究成果の概要 |
動物は光を視覚だけではなく視覚以外の生理機能に利用していることが知られており、特に近年、脳の直接的な光受容が注目されている。本研究では、脳に存在する光受容タンパク質(脳内光受容タンパク質)についてタンパク質レベルの機能解析を行い、それらが実際に光センサーとして機能できることを示した。さらに、様々な動物の脳内光受容タンパク質に研究を展開し、それぞれどのような色の光をキャッチしどのような情報に変換するのか、その情報をどこに伝えるのかを明らかにすることで、脳内光受容のしくみとその多様性に関する重要な知見を得た。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年、動物の光利用において、視覚以外の役割に関心が集まっている。中でも、脳の直接的な光受容は特に注目されているため、本研究で初めて明らかにした、脳内光受容タンパク質の分子レベルの性質や光情報の伝達に関する知見の学術的意義は大きく、今後の脳内光受容の全容解明に大きく貢献することが期待できる。また、従来、脳での光受容が認められていなかった哺乳類においても脳内光受容タンパク質の解析が進んだことは、ヒトに存在する未知の脳機能を知る手掛かりとなり得ることから、社会的意義や関心も高いと考えられる。
|