研究課題/領域番号 |
18H02493
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分45030:多様性生物学および分類学関連
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
平瀬 祥太朗 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 助教 (90635559)
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研究分担者 |
岩崎 渉 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 准教授 (50545019)
小北 智之 福井県立大学, 海洋生物資源学部, 准教授 (60372835)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
16,770千円 (直接経費: 12,900千円、間接経費: 3,870千円)
2020年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2019年度: 5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
2018年度: 8,840千円 (直接経費: 6,800千円、間接経費: 2,040千円)
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キーワード | 二次的接触帯 / 交雑 / ゲノム不和合 / 雑種種分化 / 全ゲノム / ミトコンドリアゲノム / 日本海 / 東シナ海 / 交雑帯 / 系統地理 / 核ゲノム / 集団ゲノミクス / mito-nuclear discordance / アゴハゼ / シロウオ / de novo genome assembly / Mito-nuclear discordance / 表現型 |
研究成果の概要 |
近年、遺伝的に分化した集団間の交雑がゲノム変異の新たな組み合わせを創出し、多くの種分化に寄与したことが明らかになってきた。本研究では、遺伝的に大きく分化したアゴハゼとシロウオの太平洋系統と日本海系統の交雑集団のゲノム解析を行い、そこでの生物進化の実態について徹底的に調査した。その結果、交雑による表現型の進化、ミトコンドリアゲノムの進化、ミトコンドリアゲノムと核ゲノムの系統関係不一致(mito-nuclear discordance)の形成プロセスなどが明らかとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
遺伝的に大きく異なる系統が交雑した瞬間にゲノムでは何が起こるのか?本研究の成果は、このような問いに答えるための重要な情報を提供する。本研究は、日本沿岸の生物集団における過去の地理的隔離とその後の二次的接触・交雑をモデルとしている。これらの成果は、日本列島の豊かな生物多様性が、地理的隔離と交雑というダイナミックな進化プロセスを背景として成立してきた可能性を示し、日本沿岸の生物多様性のホットスポットとしての重要性を強調するものである。
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