研究課題/領域番号 |
18H02496
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分45030:多様性生物学および分類学関連
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
井鷺 裕司 京都大学, 農学研究科, 教授 (50325130)
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研究分担者 |
陶山 佳久 東北大学, 農学研究科, 教授 (60282315)
伊津野 彩子 国立研究開発法人森林研究・整備機構, 森林総合研究所, 研究員 (80816249)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
15,860千円 (直接経費: 12,200千円、間接経費: 3,660千円)
2020年度: 4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2019年度: 4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
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キーワード | 生物多様性 / 適応放散 / ゲノム解読 / PSMC / 種分化 / 隠蔽種 / 個体群動態 / 保全ゲノミクス / 比較デモグラフィー / 新規ゲノム解読 / ニューカレドニア / 保全ゲノムクス / デモグラフィー / MINion |
研究成果の概要 |
Oxera約30種のうち25分類群を対象にゲノムリシーケンスを行い、PSMC法によって過去数百万年間に及ぶ個体群動態の比較解析を行った。その結果、多くの種で適応放散的種分化に伴う新たなニッチの開拓により個体数が増大していた。その一方で、超塩基性土壌に適応した種は、個体数が小さく保たれてきたことがわかった。 さらに、low coverage genome sequencingとtairway plotで、詳細かつ高精度に個体群動態の推定や、新種候補11種を含む全38種1370サンプルを対象にMIG-seq法によるゲノム縮約解読で、各種・集団・個体の系統的位置付けを明らかにすることができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
様々な生態系において人為活動により生物多様性は劣化しつつある。本研究は、生物多様性ホットスポットであるニューカレドニアにおいて、過去数百万年の間に種分化を繰り返してきたOxera属25種を対象に、適応的種分化によって生物多様性が創出されてきた過程を最新のゲノム解析技術によって明らかにしたものである。本成果は、生物多様性創出機構の解明という学術的意義に加えて、生物多様性に生態系機能、生物資源、文化的意義など多面的な価値があることが認識されつつある現在、社会的にも意義のある成果といえる。
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