研究課題/領域番号 |
18H02503
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分45040:生態学および環境学関連
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
野田 隆史 北海道大学, 地球環境科学研究院, 教授 (90240639)
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研究分担者 |
堀 正和 国立研究開発法人水産研究・教育機構, 水産資源研究所(横浜), グループ長 (50443370)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
16,510千円 (直接経費: 12,700千円、間接経費: 3,810千円)
2022年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2021年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2020年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2019年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2018年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
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キーワード | 群集動態 / 安定性 / 固着生物 / 潮間帯 / 海洋 / 撹乱 / 生態学的弾性 / 共存機構 / 岩礁潮間帯 / 底生生物 / 攪乱 / 海洋熱波 / 種多様性 / 地形 / 固着動物 / 地震 |
研究成果の概要 |
北海道から鹿児島の太平洋沿岸の6地域、5海岸、5岩礁の計150岩礁において収集された岩礁潮間帯の生物の群集動態データを用い、(1)群集動態の安定性の地域変異、(2)2種の優占種の種間相互作用と個体群動態の地域内変異、(3)岩礁高度が群集アバンダンスの時間変動性に及ぼす影響、(4)地形が群集アバンダンスの時間変動性に及ぼす影響、および(5)海洋熱波が岩礁潮間帯の生物群集の動態に及ぼす影響、を評価した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究により岩礁潮間帯生物群集の動態の安定性とその駆動にはさまざまな空間スケールで変化する環境要因やイベントが重要な役割を果たしていることが明らかになった。人間活動により急速な環境変化が進行しつつある現在において、生態系の安定性の決定機構とその未来予測は極めて社会的・学術的希求性が高い研究課題であるといえる。こうした研究課題に取り組むうえで、本研究で用いられた一連の群集動態の解析アプローチはユニークであり、その適用範囲も岩礁潮間帯固着生物群集に留まらないと考えられることから、海洋生物群集動態の駆動機構の理解と未来予測に大いに貢献することが期待される。
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