研究課題/領域番号 |
18H02522
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分46010:神経科学一般関連
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研究機関 | 群馬大学 |
研究代表者 |
石崎 泰樹 群馬大学, 大学院医学系研究科, 教授 (90183003)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
17,550千円 (直接経費: 13,500千円、間接経費: 4,050千円)
2020年度: 4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2019年度: 5,330千円 (直接経費: 4,100千円、間接経費: 1,230千円)
2018年度: 8,190千円 (直接経費: 6,300千円、間接経費: 1,890千円)
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キーワード | 血管内皮細胞 / 白質梗塞 / エクソソーム / 移植 / オリゴデンドロサイト / ミエリン / 制御性T細胞 / 内皮細胞 / 脱髄疾患 / 再髄鞘化 / iPS細胞 / 再生医療 |
研究成果の概要 |
血管内皮細胞由来エクソソームの膜表面に存在するPDGF-Bがオリゴデンドロサイト前駆細胞に存在するPDGF受容体を介してオリゴデンドロサイト前駆細胞の増殖を促進することを明らかにした。これは血管内皮細胞由来エクソソームの脱髄軸索・再髄鞘化促進効果の一部はPDGF-Bを介することを強く示唆する結果である。 またiPS細胞から造り出した血管内皮細胞iVECs移植も脳微小血管内皮細胞移植と同様の脱髄軸索・再髄鞘化促進効果を持つことを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
中高年初発うつ病では、MRI画像上、深部白質の高信号がしばしば認められ、脱髄変化を反映していると考えられている。大脳白質病変は他に認知障害や歩行障害などとも関連性が示されている。また大脳白質病変は経過とともに進行する例が多く、改善することはないとされている。この脱髄変化に対して有効な治療法が開発されれば、中高年初発うつ病、認知障害、歩行障害の予防法や治療法の開発に繋がる可能性が考えられる。 本研究により得られた成果は白質梗塞等の脱髄疾患一般の治療戦略開発の基盤となる知見であると考える。
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