研究課題/領域番号 |
18H02553
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分47010:薬系化学および創薬科学関連
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研究機関 | 名古屋工業大学 |
研究代表者 |
柴田 哲男 名古屋工業大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授 (40293302)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
17,290千円 (直接経費: 13,300千円、間接経費: 3,990千円)
2020年度: 5,460千円 (直接経費: 4,200千円、間接経費: 1,260千円)
2019年度: 5,850千円 (直接経費: 4,500千円、間接経費: 1,350千円)
2018年度: 5,980千円 (直接経費: 4,600千円、間接経費: 1,380千円)
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キーワード | アシルフロリド / トリフルオロメチル基 / ペンタフルオロスルファニル基 / トリフルメチルチオ基 / ペンタフルオロエチル基 / ジフルオロメチルチオ基 / トリフルオロメトキシ基 / フッ素 / フルオロホルミル基 / 不斉合成 / トリフルオロメチル / トリフルオロメトキシ / ペンタフルオロスルファニル / ペンタフルオロエチル / ジフルオロメトキシ基 / ジフルオロメチル化 / トリフルオロエチル基 / 合成 / 脱炭酸型不斉アリル化 / 塩化テトラフルオロスルファニル基 |
研究成果の概要 |
特異な性質を持つフッ素官能基群にまつわる未解決課題について,「負の超共役」を制御する観点から検討を行った結果,これまで困難であった様々なフッ素官能基導入法を開発することに成功した。即ち,フッ化アシル基の直接導入試薬の開発,フッ化アシル基部位の新しい合成手法の開発,ペンタフルオロスルファニル基の新合成法の開発,HFC23, HFC125といったフロンガスを用いたトリフルオロメチル化反応,ペンタフルオロエチル化法の開発に成功した。また,トリフルオロメトキシ基,ジフルオロメトキシ基やトリフルオロメチルチオ基を不斉4置換炭素上に持つ化合物を脱炭酸型不斉アリル化反応にて,不斉合成することに成功した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
フッ素官能基導入法は,新しい医農薬品や機能性材料の開発する際に重要な技術である。本研究ではこれまで導入が困難であった,アシルフロリドやペンタフルオロスルファニル基の簡便な導入を可能にした。本成果により新規物質創製への応用が期待される。また,フロンガスの一種であるフルオロホルムやペンタフルオロエタンは地球温暖化物質であり,廃棄物として処理するのではなく,有用な物質への再利用が望まれている。本研究成果で,これらフロンガスを有用なフッ素化合物へ変換する技術した。本成果により含フッ素化合物をより安価に供与することが可能となり,地球温暖化の回避にもつながると期待出来る。
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