研究課題/領域番号 |
18H02555
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分47010:薬系化学および創薬科学関連
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研究機関 | 京都薬科大学 (2019-2022) 京都大学 (2018) |
研究代表者 |
大石 真也 京都薬科大学, 薬学部, 教授 (80381739)
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研究分担者 |
近藤 恭光 国立研究開発法人理化学研究所, 環境資源科学研究センター, 専任研究員 (80333342)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
17,290千円 (直接経費: 13,300千円、間接経費: 3,990千円)
2021年度: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2020年度: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2019年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2018年度: 5,850千円 (直接経費: 4,500千円、間接経費: 1,350千円)
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キーワード | スクリーニング / 抗体様分子 / 鏡像型タンパク質 / 創薬 / モダリティ / 天然物 / ペプチド / キラル化合物 / 医薬品探索 / 抗ウイルス薬 / 抗菌薬 |
研究成果の概要 |
天然物・天然資源の鏡像体からの感染症治療薬の探索に向けて、標的タンパク質の鏡像型タンパク質を利用する生物活性評価系の確立に向けた検討を行った。2種類のウイルスのウイルスカプシドを構成するタンパク質化学合成プロセスを確立し、カプシド粒子の形成に必要なフォールディング条件を見出した。麻疹ウイルスのFタンパク質の標的とするスクリーニング系の構築に向けた検討の過程で、強力な抗ウイルス活性を示すペプチド配列を同定した。また、ピロリ菌のライフサイクルに必要な代謝酵素の化学合成プロセスを確立し、酵素活性を示す鏡像型酵素を調製するための条件を明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
従来、創薬研究における有機化学の主な役割は、生物活性化合物の合成や構造最適化研究など化合物リソースの効率的な供給であったが、タンパク質の化学合成技術と新しい分析・解析技術を駆使することで、天然物・天然資源の創薬リソースとしての魅力や利用価値を倍加させる創薬シーズ探索技術を確立した。このプロセスは、抗がん剤の標的分子だけでなく病原微生物由来のタンパク質にも適用可能であり、多彩な医薬品探索に利用できることを明らかにした。本研究で同定した抗ウイルス活性を示す化合物は新しい医薬品のリード化合物となるとともに、化学合成タンパク質や生物活性評価技術は生命科学領域の基礎研究など幅広い応用が可能である。
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