研究課題/領域番号 |
18H02562
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分47020:薬系分析および物理化学関連
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
高倉 喜信 京都大学, 薬学研究科, 教授 (30171432)
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研究分担者 |
高橋 有己 京都大学, 薬学研究科, 准教授 (00547870)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
17,420千円 (直接経費: 13,400千円、間接経費: 4,020千円)
2020年度: 5,200千円 (直接経費: 4,000千円、間接経費: 1,200千円)
2019年度: 4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 7,410千円 (直接経費: 5,700千円、間接経費: 1,710千円)
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キーワード | エキソソーム / ルシフェラーゼ / 免疫療法 / サイトカイン / 免疫 / 内因性 |
研究成果の概要 |
本研究では体内で産生される内因性エキソソームを利用したin vivo遺伝子免疫療法の開発を目的として、内因性エキソソームの挙動の解析とエキソソームへの免疫制御分子の搭載法の開発を行った。内因性エキソソームとして血液中のエキソソームに着目し、これを対象とした回収・標識法の確立に成功した。免疫制御分子として、NF-κB抑制ペプチドであるNBDペプチドを選択し、エキソソーム内部への効率的なNBDペプチドの搭載法の開発に成功した。また、NBDペプチド搭載エキソソームは高い炎症抑制効果を示した。以上、内因性エキソソームを利用したin vivo遺伝子免疫療法につながる基盤の確立に成功した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
細胞から産生される粒子径100nm程度の膜小胞であるエキソソームは、細胞間で物質輸送を行う輸送担体であり、その生理機能の解明とそれを利用した治療法の開発が期待される。本研究では、体内におけるエキソソームの挙動の解明と治療用分子の搭載方法の確立に成功したが、これはエキソソームの生理機能の解明を目的とした研究並びに治療法の開発において重要な知見を提供するものである。
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