研究課題/領域番号 |
18H02565
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分47020:薬系分析および物理化学関連
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研究機関 | 金城学院大学 |
研究代表者 |
篠原 康郎 金城学院大学, 薬学部, 教授 (20374192)
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研究分担者 |
古川 潤一 北海道大学, 医学研究院, 特任准教授 (30374193)
吉岡 弘毅 金城学院大学, 薬学部, 助教 (30756606)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
17,290千円 (直接経費: 13,300千円、間接経費: 3,990千円)
2021年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2020年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2018年度: 6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
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キーワード | ハイブリッド型 / モノアンテナ型 / パウチマンノース型 / 遊離N-glycan / N-glycan / 定性・定量解析 / 細胞内動態 / グライコミクス / 糖鎖代謝 / 阻害剤 / ブレフェルディンA / ケミカルグライコミクス / 複合糖質 / 遊離オリゴ糖 / スワインソニン / キフネシン / 1-デオキシマンノジリマイシン / 2-フルオロフコース |
研究成果の概要 |
代謝経路が十分に解明されていない糖鎖の代謝経路を考察するために、糖鎖の代謝に影響を与えることがよく検証されている各種化合物(糖タンパク質のプロセシング過程の阻害剤としてα-グルコシダーゼ阻害剤、α-マンノシダーゼ阻害剤、細胞内転送阻害剤としてゴルジへの転送あるいはゴルジ内での転送過程に作用する阻害剤、小胞体膜上のCa2+-ATPase(SERCA)阻害剤など)をHepG2細胞に曝露させたときのグライコームの変動情報を包括的に取得した。代謝経路が十分に明らかにされていない糖鎖に特に着目し、各種阻害剤とこれらの糖鎖の発現との相関について新規な知見を含む大規模なデータが得られた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究により糖鎖代謝の阻害メカニズムが多様な多種類の阻害剤について主にN-glycanと遊離N-glycanの代謝経路に与える影響を明らかにした。代謝経路が十分に明らかにされていない複合型・ハイブリッド型の遊離オリゴ糖やパウチマンノース型のN-glycanなどの糖鎖も阻害剤依存的に発現がダイナミックに変動したことからこれらの代謝経路の推定に資する結果が得られた。代謝経路の解明や発現変動の機能解析への展開が期待される。
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