研究課題/領域番号 |
18H02584
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分47060:医療薬学関連
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研究機関 | 金沢大学 |
研究代表者 |
加藤 将夫 金沢大学, 薬学系, 教授 (30251440)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
17,290千円 (直接経費: 13,300千円、間接経費: 3,990千円)
2020年度: 5,590千円 (直接経費: 4,300千円、間接経費: 1,290千円)
2019年度: 5,590千円 (直接経費: 4,300千円、間接経費: 1,290千円)
2018年度: 6,110千円 (直接経費: 4,700千円、間接経費: 1,410千円)
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キーワード | メタボロミクス / 薬物動態 / バイオマーカー / トランスポーター / 薬物相互作用 / 硫酸抱合 / イソフラボン / 質量分析装置 / 実験動物 / 膜輸送体 / 医薬品開発 / 体内動態 / 生合成 / 質量分析 |
研究成果の概要 |
膜輸送体は細胞膜に局在し、薬物の細胞内への取り込みや細胞内からの排出に働く。本研究は、小腸、肝臓、腎臓、血液脳関門等に発現し、多くの薬物を細胞内から細胞外へ排出する膜輸送体であるbreast cancer resistance protein(BCRP)とP-glycoprotein(P-gp)に着目し、生体内に存在し、これらの基質となり、これら膜輸送体の阻害薬投与により血中濃度が変化する化合物(バイオマーカー)の特定を試みた。網羅的メタボロミクス解析によりイソフラボンの硫酸抱合体がBCRPの生体内基質に、食物由来のステロイド様化合物がP-gpの生体内基質であることが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
膜輸送体は、基質薬物の体内動態を支配する一方、基質選択性が広いため、薬の飲みあわせによる薬物相互作用や遺伝子多型による薬物動態、薬の作用・副作用の変化に関与する。従って、膜輸送体に及ぼす医薬品の影響や、膜輸送体への乗りやすさを解明することは、新薬の開発と医薬品の適正使用の両方に重要である。本研究で明らかとなった、薬物排出膜輸送体の生体内基質は、今後、臨床研究等においてヒトにおける有効性を検証する必要がある。ヒトでも有効となった場合、膜輸送体を介した薬物相互作用の有無を、飲み合わせる薬を投与することなくモニターできる点で有用であり、医薬品開発の効率化や安全性の向上が期待できる。
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