研究課題
基盤研究(B)
小胞体Ca2+ストアにおけるTRICまたはMG23の解析実験にて、以下に示す細胞内Ca2+シグナルに関する主要な成果が得られた。1)TRIC-Aによるリアノジン受容体の機能亢進は正常な心機能維持に不可欠であり、その機能亢進は両者の直接相互作用に起因することが示唆された。2)TRIC-Bでは協調的なチャネル間同時開口が高確率で観察され、IP3受容体の活性化に寄与する可能性が考察される。3)成長板軟骨細胞と腹腔マクロファージにおいてTRPファミリーチャネルによる自発的Ca2+流入機序を見出した。
細胞内Ca2+シグナルは多様な機能を制御するため、その分子機序の解を目指す本研究のは学術的意義は高い。また、本研究により明らかになったCa2+シグナルを構築する分子機序は、新たな創薬標的を提供し、医薬領域への波及効果を有する。
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すべて 国際共同研究 (3件) 雑誌論文 (5件) (うち国際共著 3件、 査読あり 5件、 オープンアクセス 5件) 学会発表 (1件) (うち招待講演 1件) 備考 (2件)
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