研究課題/領域番号 |
18H02634
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分49020:人体病理学関連
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研究機関 | 自治医科大学 |
研究代表者 |
仁木 利郎 自治医科大学, 医学部, 教授 (90198424)
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研究分担者 |
萩原 弘一 自治医科大学, 医学部, 教授 (00240705)
遠藤 俊輔 自治医科大学, 医学部, 教授 (10245037)
佐久間 裕司 札幌医科大学, 医学部, 准教授 (10364514)
吉本 多一郎 自治医科大学, 医学部, 非常勤講師 (20634166)
松原 大祐 自治医科大学, 医学部, 准教授 (80415554)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
17,420千円 (直接経費: 13,400千円、間接経費: 4,020千円)
2020年度: 5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
2019年度: 5,850千円 (直接経費: 4,500千円、間接経費: 1,350千円)
2018年度: 6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
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キーワード | 肺腺癌 / 分子標的 / 上皮間葉転換 / 細胞分化 / 病理組織 |
研究成果の概要 |
non-TRU(terminal respiratory unit)-typeの肺腺癌は EGFRなどのドライバー変異が稀であり,形質面では 1) 消化管上皮への異常分化を示す群と,2) 上皮形質の発現低下した群からなる.本研究ではまず前者の群におけるTFF(trefoil factor family)-1,HNF(hepatocyte nuclear factor) 4αのバイオマーカーとしての意義,次いでそのノックダウンが細胞の分化と増殖に与える効果を明らかにした.さらに後者の群でみられるBRMの欠失が,上皮形質の喪失の直接の原因であることをノックダウン実験により示した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
肺腺癌は,ドライバー変異に基づいた治療が行われているが,治療標的の不明な癌が未だ30%ほど残っている.このような症例は,肺のmaster gene TTF-1が陰性で,上皮形質の異常を示すnon-TRU-type腺癌に多い.本研究は,non-TRU-type腺癌の特徴を分子レベルで明らかにしたもので,今後non-TRU-type腺癌の診断と治療戦略を考えるうえで重要な基盤となる基礎研究である.
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