研究課題/領域番号 |
18H02635
|
研究種目 |
基盤研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分49020:人体病理学関連
|
研究機関 | 公益財団法人がん研究会 |
研究代表者 |
竹内 賢吾 公益財団法人がん研究会, がん研究所 分子標的病理プロジェクト, プロジェクトリーダー (40323612)
|
研究分担者 |
杉谷 巌 日本医科大学, 大学院医学研究科, 大学院教授 (50465936)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
|
配分額 *注記 |
17,160千円 (直接経費: 13,200千円、間接経費: 3,960千円)
2020年度: 5,460千円 (直接経費: 4,200千円、間接経費: 1,260千円)
2019年度: 5,460千円 (直接経費: 4,200千円、間接経費: 1,260千円)
2018年度: 6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
|
キーワード | 甲状腺癌 / ドライバー変異 / リスク分類 |
研究成果の概要 |
日本人の甲状腺乳頭癌における既知ドライバー変異分布に関して、BRAF V600Eが約80%、NRAS Q61Rが約1%、融合遺伝子が約6%に存在することが判明した(ドライバー変異不明 約13%)。未分化癌では、BRAF V600Eが約84%に存在することが明らかとなった。 甲状腺葉切除術(LT)とするか甲状腺全摘出術(TT)とするかについて明確な適応基準が確定されていない1~4cmの甲状腺内乳頭癌(PTC)において、TERTプロモーター変異が陰性であれば、TTではなくLTを施行することで、治療成績を落とすことなく過剰治療の防止および術後の合併症の低減が期待できることを示した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
日本人における甲状腺癌のドライバー遺伝子変異・分子標的profileを明らかにし、また詳細な臨床データと分子異常の統合解析により術式選択に関する「分子・臨床統合的リスク分類」を策定したことで、日本人の甲状腺癌診療成績の向上に資することができると考えられる。
|