研究課題/領域番号 |
18H02644
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分49030:実験病理学関連
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研究機関 | 金沢医科大学 |
研究代表者 |
小内 伸幸 金沢医科大学, 医学部, 教授 (50323605)
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研究分担者 |
和田 俊樹 (矢部俊樹) 金沢医科大学, 医学部, 講師 (10451634)
松葉 慎太郎 金沢医科大学, 医学部, 助教 (40367462)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
17,160千円 (直接経費: 13,200千円、間接経費: 3,960千円)
2020年度: 5,460千円 (直接経費: 4,200千円、間接経費: 1,260千円)
2019年度: 6,110千円 (直接経費: 4,700千円、間接経費: 1,410千円)
2018年度: 5,590千円 (直接経費: 4,300千円、間接経費: 1,290千円)
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キーワード | 樹状細胞 / 前駆細胞 / 胎生期 / 抗原提示 / 炎症 / 生体防御 / 脳 / 発達異常 |
研究成果の概要 |
胎生期には免疫寛容が働き、胎児は母体由来からの免疫細胞から逃れ妊娠が維持される。 一方で、胎生期における病原性微生物を認識する免疫反応、特に樹状細胞については未だよくわかっていない。成人期における樹状細胞の分化や活性化機構、免疫応答誘導機構については非常によく研究されているが、胎生期における樹状細胞の活性化機構や免疫応答誘導機構についてはあまり解明されていない。本研究で、我々は胎仔肝臓から、樹状細胞と樹状細胞前駆細胞を同定し、その機能解析を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究成果によって胎生期の胎仔肝臓中に樹状細胞が存在することが明らかになり、同細胞が制御性T細胞誘導し、免疫寛容に寄与する可能性が示唆された。妊娠期では免疫寛容が働き、胎児が母親由来の免疫細胞から攻撃されずに妊娠が維持されている。この免疫寛容の仕組みを理解することは、自己免疫疾患や移植医療に貢献する可能性があり、基礎医学・臨床研究において重要な研究成果である。
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