研究課題/領域番号 |
18H02658
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分49050:細菌学関連
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研究機関 | 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 |
研究代表者 |
大倉 正稔 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構, 動物衛生研究部門, 上級研究員 (60508315)
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研究分担者 |
芝原 友幸 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構, 動物衛生研究部門, グループ長補佐 (00355207)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
13,780千円 (直接経費: 10,600千円、間接経費: 3,180千円)
2021年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2020年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2019年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2018年度: 4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
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キーワード | 細菌 / 表層抗原 / 血清型 / 抗原変換 / 細菌学 / 人獣共通感染症 / 人獣共通感染症起因菌 / レンサ球菌 / 表層抗原変換 / 抗原性変換 / Streptococcus suis / 莢膜型 / リポタイコ酸 |
研究成果の概要 |
豚レンサ球菌 (Streptococcus suis)の血清型の相違に寄与する遺伝子領域を他の血清型に交換した血清型変換株を実験的に作出し、マウス及びブタへの接種試験やブタ上皮細胞への付着侵入能、マウスマクロファージ細胞による貪食抵抗性、マウス及びブタの血中生残性などについて親株と比較することにより、本菌の血清型の相違が動物への病原性や宿主細胞との相互作用に影響しうること、そして、その影響が血清型により多様であることを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究成果により、血清型の相違が動物への病原性や宿主細胞との相互作用に多様に影響することを実証した。血清型の相違による表現型への影響については、多くの病原細菌において、よく分かっておらず、血清型によっては、病原性が高くなることが示唆される型も明らかにした。本菌については、有効なワクチンがまだ開発されておらず、表層抗原はワクチンの開発にもつながるため、得られた成果を活用することにより、本菌の有効な新規ワクチンも期待できる。以上から、本研究成果は学術的にも社会的にも非常に重要な成果と見なすことができる。
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