研究課題/領域番号 |
18H02664
|
研究種目 |
基盤研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分49060:ウイルス学関連
|
研究機関 | 岡山大学 (2020-2021) 大阪大学 (2018-2019) |
研究代表者 |
本田 知之 岡山大学, 医歯薬学域, 教授 (80402676)
|
研究分担者 |
上田 啓次 大阪大学, 医学系研究科, 教授 (00221797)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
|
配分額 *注記 |
17,290千円 (直接経費: 13,300千円、間接経費: 3,990千円)
2020年度: 5,330千円 (直接経費: 4,100千円、間接経費: 1,230千円)
2019年度: 5,460千円 (直接経費: 4,200千円、間接経費: 1,260千円)
2018年度: 6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
|
キーワード | ボルナウイルス / カポジ肉腫関連ヘルペスウイルス / ヒトヘルペスウイルス6型 / B型肝炎ウイルス / 免疫応答 / 細胞核 / DNA損傷 / 核 / RNAウイルス / 抗ウイルス防御 / 宿主防御機構 |
研究成果の概要 |
本研究では、従来は未解明であった核内増殖型ウイルスの検知・制御機構の解明を試みた。その結果、核内増殖型ウイルスを検知するDNA損傷修復系分子による共通機構がある可能性が示されたが、その下流のウイルス制御方法は個々のウイルスで特異的であることが示された。宿主が検知するウイルス感染の特徴は、ウイルス核酸そのものに加え、感染によって生じるDNA損傷(様)構造であることが示唆された。さらに、外来性DNAに対する新しい免疫応答カスケードを見出した。これらの知見は、従来の理解では説明がつかなかった免疫応答現象の解明につながると期待される。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の成果は、これまで全く未解明であった核内増殖型ウイルスの検知・制御機構の概要が解明できたことである。ウイルス検知についてはDNA損傷修復系分子による共通機構が存在する可能性が示唆されたが、ウイルス制御については個々のウイルスに特異的であり、さらなる検討が必要であると考えられた。一方、本研究の過程で、新しい免疫応答カスケードを見出した。本研究の成果により、免疫応答についての従来の理解では説明できなかった事象の理解に繋がることが期待される。
|