研究課題/領域番号 |
18H02706
|
研究種目 |
基盤研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分51010:基盤脳科学関連
|
研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
小坂田 文隆 名古屋大学, 創薬科学研究科, 准教授 (60455334)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
|
配分額 *注記 |
17,550千円 (直接経費: 13,500千円、間接経費: 4,050千円)
2020年度: 5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
2019年度: 5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
2018年度: 7,410千円 (直接経費: 5,700千円、間接経費: 1,710千円)
|
キーワード | 視覚 / 神経回路 / ウイルスベクター / 機能イメージング / 機能局在 / 視知覚 / サブネットワーク / セルアセンブリ / 予測 / トップダウン / 多平面同時イメージング / 視床 / エンベロープ / イメージング / ウイルス / 領野 / 投射 / アンサンブル / 領野特異性 / 並列階層的情報処理 / 多光子励起 / 同期 / 相互相関解析 / 多焦点面同時イメージング / 局所回路 / 大脳皮質 / 感覚情報 / 並列処理 |
研究成果の概要 |
視知覚の形成メカニズムを明らかにする目的で、視覚情報処理機構の神経回路基盤の解明を目指した。独自に開発したウイルス遺伝子学的手法と2光子イメージング技術をマウス視覚系に適用することで、神経回路の構造と機能を詳細に解析した。その結果、大脳皮質においてサブネットワークが並列的に存在し、各サブネットワークが固有の反応特性を生み出し、各サブネットワークが特定の脳領域に特異的に投射することで、異なる情報を異なる脳領域へ伝達することが明らかになった。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究において、独自に開発した革新的技術をマウスに適用することで、長年サルなどでは解明できなかった神経回路メカニズムを解明することができた。本メカニズムは大脳皮質に共通した情報伝達と考えられ、中枢神経系の疾患における神経回路病態の理解に貢献するものである。本研究は、今後の再生医療や創薬開発にも繋がる可能性を秘めており、科学的意義に加えて、医学・薬学的意義も極めて高いと考えられる。
|