研究課題/領域番号 |
18H02721
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分51030:病態神経科学関連
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研究機関 | 宮崎大学 |
研究代表者 |
新 竜一郎 宮崎大学, 医学部, 教授 (90452846)
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研究分担者 |
岩丸 祥史 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構, 動物衛生研究部門, グループ長補佐 (20355142)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
17,550千円 (直接経費: 13,500千円、間接経費: 4,050千円)
2021年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2020年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2019年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2018年度: 6,630千円 (直接経費: 5,100千円、間接経費: 1,530千円)
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キーワード | プリオン病 / RT-QuIC法 / PMCA法 / 孤発性クロイツフェルトヤコブ病 / 異常型PrP / クロイツフェルト・ヤコブ病 / 培養細胞 / RT-QUIC法 / クロイツフェルトヤコブ病 / 異常型プリオンタンパク質 |
研究成果の概要 |
本研究では、1)ヒトプリオンの培養細胞への感染様式と持続感染機構の解明、2)昆虫細胞由来組換えプリオンタンパクを用いたプリオン自発生成系の開発を目的とした。1)では複数の培養細胞の増殖特性その他の解析を行った後、持続的にヒトプリオンに感染するかについて検証した。その結果、数回の継代まではプリオンシード活性が検出されたが、その後、徐々に消失することが判明した。2)では45 ℃の反応により複数の亜型プリオンが自発生成したが、反応を継続すると亜型の特徴は消失し、単一のものに収束した。本研究によりヒトプリオンの培養細胞における消失過程と複数のプリオン亜型の自発生成機構とその競合過程が明らかとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
プリオン病は致死性の神経変性疾患で病理像の異なる複数の変異株が存在する。現時点ではプリオン病に対する有効な予防・治療法は存在せず、その開発が切実に求められている。孤発性や遺伝性プリオン病では生体内で自発的に異常型プリオンタンパクが生じ、生体内で増幅するが、その分子機構の詳細は不明である。本研究により、ヒトプリオンの培養細胞への持続感染成立の条件と自発生成機構の解明につながる研究成果を得ることができ、現在それらの知見を活かした予防・治療法の開発を目指し、研究活動を継続している。
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