研究課題/領域番号 |
18H02725
|
研究種目 |
基盤研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分51030:病態神経科学関連
|
研究機関 | 国立研究開発法人国立長寿医療研究センター |
研究代表者 |
篠原 充 国立研究開発法人国立長寿医療研究センター, 分子基盤研究部, 室長 (60800521)
|
研究分担者 |
赤津 裕康 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 教授 (00399734)
菊地 正隆 大阪大学, 医学系研究科, 特任准教授(常勤) (90722538)
齊藤 祐子 地方独立行政法人東京都健康長寿医療センター(東京都健康長寿医療センター研究所), 東京都健康長寿医療センター研究所, 研究部長 (60344066)
村山 繁雄 地方独立行政法人東京都健康長寿医療センター(東京都健康長寿医療センター研究所), 東京都健康長寿医療センター研究所, 研究部長 (50183653)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
|
配分額 *注記 |
17,550千円 (直接経費: 13,500千円、間接経費: 4,050千円)
2020年度: 5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
2019年度: 5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
2018年度: 7,410千円 (直接経費: 5,700千円、間接経費: 1,710千円)
|
キーワード | アルツハイマー病 / 認知症 / アミロイドβ |
研究成果の概要 |
全長型AβやN末端が短いAβ測定のためのELISA、超高感度ELISAを導入、開発するとともに、疾患段階の異なるヒト剖検脳の複数の脳領域について各種Aβの測定を行った。各種神経炎症マーカー測定とともに、タウの蓄積を精度よく捉えるELISAの開発を行い、各疾患段階、各脳領域でのタウの蓄積を測定し、学術誌に報告した(Shinohara et al., J Neuropathol & Exp Neurol 2021)。さらに網羅的遺伝子発現解析を行い、各種Aβやタウに相関する遺伝子、パスウェイを同定した(未発表)。それらの関与を検証する研究を引き続き行っている。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
アルツハイマー病の原因とされるAβやタウがヒト脳内で蓄積するメカニズムは未だ不明である。一方でそれらの病的蛋白が蓄積する脳領域には特徴があるとともに、Aβ分子種によってその領域的な特徴は異なっており、蓄積を理解するヒントになる。本研究における成果によって、脳内でどのようにそれらの病的蛋白が蓄積するのか分子的な機序を理解する基盤につながると考えられる。引き続き研究を進め、脳内で全長型Aβや断片化Aβがなぜ蓄積し、どのようにタウの蓄積と結びつくのかを明らかにし、治療薬や予防薬の開発に役立てたいと考える。
|