研究課題/領域番号 |
18H02734
|
研究種目 |
基盤研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分52010:内科学一般関連
|
研究機関 | 鹿児島大学 |
研究代表者 |
山口 宗一 鹿児島大学, 医歯学域医学系, 准教授 (20325814)
|
研究分担者 |
丸山 征郎 鹿児島大学, 医歯学総合研究科, 特任教授 (20082282)
大山 陽子 鹿児島大学, 鹿児島大学病院, 医員 (20583470)
竹之内 和則 鹿児島大学, 医歯学域医学系, 助教 (30646758)
橋口 照人 鹿児島大学, 医歯学域医学系, 教授 (70250917)
原田 陽一郎 地方独立行政法人大阪府立病院機構大阪国際がんセンター(研究所), その他部局等, 糖鎖オンコロジー部主任研究員 (80464147)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
|
配分額 *注記 |
17,160千円 (直接経費: 13,200千円、間接経費: 3,960千円)
2020年度: 5,850千円 (直接経費: 4,500千円、間接経費: 1,350千円)
2019年度: 5,720千円 (直接経費: 4,400千円、間接経費: 1,320千円)
2018年度: 5,590千円 (直接経費: 4,300千円、間接経費: 1,290千円)
|
キーワード | 動脈硬化 / microRNA / 血管内皮機能 / ASO / miRNA / exosome / 血管内皮細胞 |
研究成果の概要 |
閉塞性動脈硬化症(ASO)は糖尿病などの基礎疾患があり発症するが、明確な自覚症状の欠如や、生理検査以外に評価方法がないため、早期の診断治療が困難である。本研究では、血中の細胞外小胞に含まれるマイクロRNAがASOの診断、治療に応用可能か検証することであり、次の1-4の成果を得た。 1.ASO患者に特徴的な血清中マイクロRNAを同定した。2.心臓アブレーション患者の血清中マイクロRNAと血管内皮機能の関連を報告した。3.冠動脈バイパス手術患者の血清中マイクロRNAと血管内皮増殖因子の関連を報告した。4.大動脈弁狭窄症患者の血小板の動態について報告した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
閉塞性動脈硬化症(ASO)は、60歳以上の男性、喫煙者に多いことが知られており、また冠動脈疾患や脳血管疾患など重大な全身血管障害が隠れている危険性がある。本研究で明らかにしたマイクロRNAの更なる研究により、ASOの病態を正確に把握し早期診断が可能となれば、罹患患者数・生活習慣病患者数の減少が見込まれ、医療経済面のメリット、社会的意義がある。また、ASOの複雑な病態を統合的に再構成するツールとしてマイクロRNAが使用できる可能性があり、マイクロRNAの血管内皮機能検査への応用・血管病の治療の分子メカニズムの解明につながり、学術的意義を有する。
|