研究課題/領域番号 |
18H02736
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分52010:内科学一般関連
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研究機関 | 聖隷クリストファー大学 |
研究代表者 |
森 雅紀 聖隷クリストファー大学, 看護学研究科, 臨床准教授 (10771868)
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研究分担者 |
山岸 暁美 一般社団法人コミュニティヘルス研究機構, コミュニティヘルス研究部, 機構長 (30433626)
田村 恵子 京都大学, 医学研究科, 教授 (30730197)
木澤 義之 神戸大学, 医学部附属病院, 特命教授 (80289181)
宮下 光令 東北大学, 医学系研究科, 教授 (90301142)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
16,380千円 (直接経費: 12,600千円、間接経費: 3,780千円)
2021年度: 4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
2019年度: 4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | アドバンス・ケア・プランニング / 国際共同 / デルファイ研究 / 文化 / 日本版ACP介入の開発 / アドバンス・ケア・プラニング / デルファイ |
研究成果の概要 |
文化に適したアドバンスケアプランニング(ACP)を実現するために、アジア諸国の研究者とACPの合意形成の研究を行った。ACPの定義と6つのカテゴリー(【ACPの要素】【本人中心・家族にも配慮したアプローチ】【ACPの役割と任務】【ACPのタイミング】【政策や規制】【ACPの評価項目】)からなる84項目の推奨を同定し、日本・アジアにおいては本人中心で家族にも配慮したACPが重要であることを示した。次に、患者・家族と共同でビデオを用いた日本版ACPを開発し、コロナ禍においても活用できるオンライン介入を確立した。患者・家族を対象に介入の実施可能性と有用性を確認し、地域における実装も模索した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ACPは欧米で提唱された概念であり、日本・アジア文化に適したACPの開発が国際的な学術的課題であった。本研究は、儒教文化を背景とするアジア諸国との国際共同を通じて、文化に適した定義と推奨項目を提唱した初めての研究である。欧米にはない概念として【本人中心・家族にも配慮したアプローチ】に基づく具体的な推奨項目を同定しえたことで、今後日本のみならずアジアにおけるACPの発展に大きく寄与しうる。 また、面会制限が余儀なくされるコロナ禍では、コミュニケーションのプロセスであるACPは大きな制限を受ける。オンラインの日本版ACP教育介入を患者・家族と創りえたことは、普及実装科学の観点からも意義深い。
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