研究課題/領域番号 |
18H02746
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分52030:精神神経科学関連
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研究機関 | 国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター (2019-2020) 金沢大学 (2018) |
研究代表者 |
熊崎 博一 国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター, 精神保健研究所 児童・予防精神医学研究部, 室長 (70445336)
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研究分担者 |
松本 吉央 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 情報・人間工学領域, 研究チーム長 (00314534)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
17,290千円 (直接経費: 13,300千円、間接経費: 3,990千円)
2020年度: 5,200千円 (直接経費: 4,000千円、間接経費: 1,200千円)
2019年度: 5,200千円 (直接経費: 4,000千円、間接経費: 1,200千円)
2018年度: 6,890千円 (直接経費: 5,300千円、間接経費: 1,590千円)
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キーワード | 自閉スペクトラム症 / 就職面接 / アンドロイド / 非言語性コミュニケーション / 面接 / 自閉スペクトラム / インタラクション / ロボット / ヒューマノイド / 面接訓練 |
研究成果の概要 |
対面時に心地よく自然にインタラクションでき、多くのASD者にとって有効なアンドロイドを用いた就職面接訓練法を開発した。「自閉スペクトラム症(ASD)者がアンドロイドを用いた面接訓練法に加えてSSTを併用する群」ではSSTのみを受けた群と比較して面接時のストレスの改善、自尊心の改善、ノンバーバルコミュニケーションの改善が示唆された。またASD者にとって本システムは最後までモチベーションを持続して取り組むことができることが明らかになった。多くのASD者にとって違和感が少なくコミュニケーションできるアンドロイドを実現できた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
自閉スペクトラム症(ASD)者にとって、就職面接をはじめとした面接が苦手であることで社会生活への参加は著しく制限されており、面接能力向上の支援は喫緊の課題である。ASD者の場面に応じて適切な表情の表出ができないなどの非言語性コミュニケーション能力の欠如は、面接が成功しない大きな原因となっている。今後アンドロイドを用いた面接訓練法がさらに開発され、普及することで、ASD者の就労支援の環境が改善されることが期待できる。
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