研究課題/領域番号 |
18H02749
|
研究種目 |
基盤研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分52030:精神神経科学関連
|
研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
村井 俊哉 京都大学, 医学研究科, 教授 (30335286)
|
研究分担者 |
岡田 知久 京都大学, 医学研究科, 特定准教授 (30321607)
宮田 淳 京都大学, 医学研究科, 講師 (90549099)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
|
配分額 *注記 |
17,420千円 (直接経費: 13,400千円、間接経費: 4,020千円)
2020年度: 5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
2019年度: 5,460千円 (直接経費: 4,200千円、間接経費: 1,260千円)
2018年度: 6,890千円 (直接経費: 5,300千円、間接経費: 1,590千円)
|
キーワード | 統合失調症 / MRI |
研究成果の概要 |
統合失調症の結合性病理を明らかにすることを目的とし、高傾斜磁場強度MRI(3テスラ)および超高磁場MRI(7テスラ)による撮像を、統合失調症群、健康対照群に実施した。3テスラMRI画像に関しては、Neurite Orientation Dispersion and Density Imaging (NODDI)、Fixel-Based Analysis、Freewater Imaging、Myelin Mappingの4つの解析法を実施、統合失調症と関連する白質病理の知見を得た。一方7テスラMRIに関しては、安静時機能的MRIにおいて、微小構造を含む機能的結合性解析が実施できることを確認した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
統合失調症の原因はいまだ不明であるが、その一つの可能性として、脳内の神経結合(脳の個別の場所の間の連絡)の異常があることが先行研究から推定されている。しかしながら、人の脳で神経結合の詳細な観察を行うには、これまでいくつもの技術的な限界があった。今回の研究では、高性能の脳画像技術(高傾斜磁場MRI、高磁場MRI)、および先端の画像解析技術を用いることで、従来では観察することが困難であった水準で、統合失調症の神経結合の病理を画像化することに成功した。
|