研究課題/領域番号 |
18H02762
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分52040:放射線科学関連
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研究機関 | 新潟大学 |
研究代表者 |
五十嵐 博中 新潟大学, 脳研究所, 教授 (20231128)
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研究分担者 |
大久保 真樹 新潟大学, 医歯学系, 教授 (10203738)
鈴木 清隆 新潟大学, 脳研究所, 准教授 (40303169)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
9,100千円 (直接経費: 7,000千円、間接経費: 2,100千円)
2022年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2021年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 磁気共鳴イメージング / アルツハイマー病 / CEST / MRI / 認知予備能 / シナプス / 認知予備脳 |
研究成果の概要 |
アルツハイマーモデル動物で、gluCEST測定後に組織シナプス密度を測定し、gluCEST値と相関を確認。側頭葉・海馬ではCBFの低下に先行するgluCEST減少と局所的なgluCEST効果とCBFの相関を見出した。更に、ヒトへの応用を行い、7T MRIで2D gluCESTを開発し、正常例で再現性を確認、認知症症例での海馬のシナプス減少を確認した。現在撮像時間を短縮するためにパルス・シークエンスの改良と画像計算プログラムの変更を行っている。さらに、3Dイメージング・シークエンスを作成し、正常例で全脳シナプス密度画像の再現性を検証。3T MRIへの応用・移植を開始し、正常脳の撮像に成功した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
理論的にさまざまな低分子を通常の形態的MRIに迫る空間分解能で撮像が可能な手法であるCEST-MRIを用い、グルタミン酸をはじめとした神経伝達物質関連分子の濃度マップを作成できれば、変性疾患における種々の局所神経機能を直接反映した機能評価を行うことが可能になると考えられる。これにより、新しい認知機能の無侵襲な客観的診断法として疾患のみならず、老化脳の評価も可能となり、疾患診断・病態把握のみならず、「好ましい老化」を目指したライフスタイルの検証など社会的なインパクトも大きいと考えられる。
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