研究課題/領域番号 |
18H02806
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分53020:循環器内科学関連
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
谷山 義明 大阪大学, 大学院医学系研究科, 特任教授(常勤) (60372611)
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研究分担者 |
石川 哲也 獨協医科大学, 医学部, 准教授 (80408369)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
17,160千円 (直接経費: 13,200千円、間接経費: 3,960千円)
2022年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2021年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2020年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2019年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2018年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
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キーワード | ペリオスチン / 心不全 / 腎不全 / エクソソーム / スプライシングバリアント / 心筋幹細胞 / 慢性腎不全 / 線維化 / splicing variant / heart failure |
研究成果の概要 |
心筋幹細胞がエクソソームを分泌する際にエクソソーム表明に心臓に保護的に作用するペリオスチンスプラシングバリアントが存在し、それを集めて刺激すると心筋細胞増殖効果を認め、急性心筋梗塞モデルにおいて静脈内投与することによって心臓での心筋細胞の増殖効果を認め結果として心機能低下を抑制することを確認した。 また、50%グリセロールを筋注する横紋筋融解腎不全モデルにおいて、特定のペリオスチンバリアントを抑制するこによって腎保護効果が作用することを確認した。 さらに、臨床の心筋症のスプラシング異常の遺伝子を挿入して作成した心筋症マウスモデルへのペリオスチンの抑制が心保護効果を持つ事を確認した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
心臓に存在する心筋幹細胞から分泌されるペリオスチンが心筋細胞増殖効果を持っており心不全も治療てきることから治療薬の候補となることを見出した。臨床の心不全症例に心臓にウイルスベクターを用いて遺伝子発現させることで心機能を改善する可能性が考えられた。一方で、腎不全モデルにおいてはペリオスチンを抑制することが急性腎不全の腎機能低下を抑制することを見出した。急性腎不全症例の急性期に抗体を用いてペリオスチンを抑制することによって腎保護効果を期待することができる。また、心筋症マウスへのペリオスチン抑制が心保護効果につながることがしめされたので、抗体などのよる治療が将来的に応用される可能性が考えられた。
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